こんにちは。福谷です。
今回は手が痺れる(*_*;
といった症状の方がもしかしたらなっているかもしれない
『手根管症候群』についての内容です。
手根管症候群は手首あたりにある靱帯で横手根靱帯というところで正中神経という神経が圧迫されることを言います。
原因は特発性というものが多く、原因不明が多いです、、、
割合でいうと妊娠・出産期や更年期の女性が多く生じるのが特徴となっており、
その他だと骨折などのケガ、仕事やスポーツでの手の使いすぎや、透析をしている人などに生じる事もありようです…
特に妊娠中や産後は腱鞘炎にもなりやすく、違いを判断しての治療が必要です!!
症状はてのひら側の親指~中指、薬指の橈側半分の痺れで、感覚は失われません。
夜間に症状が増強しやすく、なかなか寝付けないという方もいらっしゃるのでは・・・
ここで手根管とは?ということで
手根管とは、手根骨という手首にある細かい骨の、てのひら側で浅いU字のトンネル構造となっているところを言い、
9本の指の腱と正中神経が通過します。
そのトンネル構造の蓋となっているのが横手根靭帯で、トンネルと靱帯に挟まれて症状が出るというのが手根管症候群です。
この手根管症候群というのを判断するために確認のテスト法があり、
その一つが『ファーレンテスト』といいます。
ファーレンテストは両手首を直角に曲げて、手の甲を合わせたのをそのままにして
1分以内にシビレ、痛みが増強すれば陽性となります。
その逆で『逆ファーレンテスト』というのもあり、
両手首を反らし両手のてのひらを合わせるようにして
1分以内にシビレ、痛みが悪化すれば陽性。
この方法でも確認が取れます。
その他にはパーフェクトO徴候というものがあり、
これは、手根管症候群の重症例では親指を動かす母指球筋が麻痺してしまい筋肉が弱くなってしまうことにより
親指と人差し指でOKサイン(まる)がうまく作れなくなるというものです。
これらを判断材料にして治療に移っていきます!
整骨院でできる施術としては腕や手首周囲のマッサージや、
ストレッチ(手首の曲げ伸ばしなど)をすることで神経の締め付けを取っていく、
そして鍼灸治療(神経痛症状は鍼治療が効果的なことが多いです!!!)などをしていきますよ(^^♪
治療に関してはその方に合ったやり方でないと逆効果になる可能性もあるので、初めにしっかり問診を取り判断させていただきます♪
このような症状でも一度ぜひご相談くださいねーーー